みどみどえっくす

元NO.1風俗嬢がゲスに真面目にエロを語る

女の私が、初めてペニバンを付けた時の話をしよう。

前回の記事を読んでくださって、綺麗な文書だ、繊細な文書だと言ってくださった方が、自分にとっては多すぎた。

 

www.midomidox.com

 

エロをどうにか笑いに変えながら書いていこう、というのが本業だった自分にとっては、こんなに生々しいものを書いてしまったらいよいよ読者に嫌われて終わるなと震えながら投稿した記事だったので、とてつもなく驚いた。

そして今回も、前回の記事を読んで読者になってくださった方を思うと本当に手が震えているのだけれど・・・

過去の記事からもわかっていただけるように普段から言ってる事と言えば、総じて糞だのお◯んぽ(伏字使えるように成長しました)だのなわけだから、なんだか今更になって罪悪感がすごい。

 

あれは、酷く渦巻く感情のど真ん中に「たまたま」いたから「たまたま」書いただけであって、普段、無味乾燥の砂漠ルートをあえて選ぶ自分にとっては、感情を揺さぶられることなど皆無に等しいので、むしろこっち(糞とか)が本業なんです。

すいません。

 

無益どころか有害な情報しか得られないこのブログで、物好きでコアな読者さんばかりを集め、サナギから蝶へは到底無理だけども、せめてウジから蝿になって飛び立ちたいと、小さな小さな野望を持つ汚物野郎(私)の巣窟がここです。

 

社会の底辺も底辺の荒地で、いつか蝿になれるのを今か今かと、それだけを楽しみに糞に埋もれながら生きているけれど。 

飛び立ったところで糞の周りをブンブン飛び回るだけで、むしろそれしか能がないけれど、それが充分自分らしいかな、とね。

むしろそちらの方が居心地が良いもので、ご理解ください。

日陰で残飯食って、何とか生き延びてるような女です。

 

 

 

今日はいつも通りにエロなんだけど、最近の仕事事情を少しばかり。

 

私の仕事は今現在、某風俗店の裏方なんだけど、なんせ元々が店のエースプレイヤーとして扱ってもらっていた為に、数日前ここ最近人気の嬢に突然

「仕事を教えてください。」

とお願いされた。

 

男前すぎる。

今までちょっとブスだなと思っていたけれど、大変気に入った。

お客へのあいさつの仕方、会話からプレイへの持って行き方、雰囲気の出し方、男性が喜ぶ見せ方、もう全部教えてほしいらしい。

 

自分もフェラチオには定評があったけれど、もともと天性の物なんか何もなく。

人よりちょっとエッチなのかも、っていう自覚はあったけれど、どちらかと言えば最初はテクニックなんかよりも

「むしろ何にも出来ないので何でも頑張ります!

何でもやるので何でも言ってください!」

といった気合いだけで上がって来た側の人間だし。

(だからといって糞は食うなと自分でも思うけれど)

むしろそこを買って指名してくれるお客様が圧倒的に多かったから、こういうガテン気質の女は同族としては大変な大好物なのである。

 

こんな事は初めてだったのだけれど、それで店が更に活気づくのは大変喜ばしい事だから私も二つ返事で引き受けたし、店長も

「男じゃなくて女、しかも元エースプレイヤーが教えるとなるとどうなるのか、面白そうだね。」

と、賛同してくれた。

やる気のある女は、とことんまで応援したくなる。

 

ちなみにこんな事言ってるけど、先日仕事でこんな事やらかしちゃうくらいには仕事ナメてます。(ました)

 

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嬢の目が本気すぎて若干ドン引いたけど、何となく、人気な子は普段どんな風に仕事をしているのか見てみたいなという気持ちもあった。

 

数日後、細かい事務仕事を片付けて仕事終わりの午前5時半。

まだ薄暗さはあったけれど確実に今日を迎えるであろう軽快な朝日に、若干の罪悪感と緊張感、そしてとてつもない高揚感を抱きながら店長に許可を得てラブホテルへ向かう。

 

もちろん、女2人でラブホテルなんていうのは初めてだから、実にこの仕事やってて良かったぁと思える瞬間であった。

超絶合法的に女の身体を、もしかしたら触れるかもしれない。

それはもう、心が躍りすぎてヤバイのである。

普段女には到底興味のない私は、全くもって女体には興奮しないのだけれど、やっぱり触れる機会があるのならば触ってみたい。

触れてみたい。揉んでみたい。そして舐めてみたい。

そう思わせてしまうのだから、やっぱり女っていう生き物は罪だと思う。

 

しかしすぐに、今回のこれ(講習)は仕事を教えるだけなので、女体で遊べるわけではないのだと気付く。

 

掴み所のない虚しさが足を取られたかのように心の中をよろめくが、もうここに来て後戻りは出来るわけがないので、ニコニコ饒舌に話を続ける嬢に空笑いで返事をするしかなかった。

何だか一気に怠くなった。

 

 

さて。

気を取り直して、スパルタの始まりである。

 

私は普段、仕事をナメているくせに、こういう時だけはヤル気に満ちる。

多分、

「ミドリさんのお陰です!ありがとうございました!」

とか

「すごい分かりやすかったです!やっぱりミドリさん、すごいです!さすがです!」

とか言われて、ありがたがられたいのだと思う。

それは「えっへん!」みたいな感じでとても気持ちが良いから。

そして更には

「この嬢は私が育ててやったんだぜ」

みたいな大袈裟なストーリーを、歪みまくったキャンパスに勝手に描きまくりたいのだと思う。

なんせこちらは、単純でいちいちドラマティックなサイコパスなので。

実に迷惑な女である。

 

 

まずは一連の流れを大まかに確認して、いよいよ。

満を持して、ペニバン装着である。

この日の為にと店長が自費で買ってくれたが、虚しすぎる黒光りである。

実に黒光りである・・・。

あぁ、ペニバンよ・・・昇華させてやれなくて、ごめんな。

君は穴の中には入れないからね。

今日はな。

 

私は仰向けで嬢が普段やっているであろうプレイを受けていく。

 

女の唇はこんなに柔らかいのか、と思った。

生きてて良かった。実に生きてて良かった。

ちょっとブスだなと思っていたけれど、私が間違っていた。

女の深さはそこではない。

女の奥行はそこでは計り知れないはずである。

 

互いの温度をそっと確かめ合うように繊細で、かと思えば心の鼓動が軋みあげるように大胆なキスをする彼女は妖艶でとても美しい。

童貞ならば、即刻昇天であろう。

ちょっとブスだなと思っていたけれど、やはり私が間違っていた。

 

私はこれまで、人を雑に愛し続け、自分の気が向かない時には拒絶し続けて生きてきたから、愛情の認識がだいぶ歪んでいる。

しかし何故だか彼女とは、不器用でいびつな愛情の受容と承認を、彼女のベクトルにそっと合わせ、更には好きとか愛してるとかそんなもんじゃない、もっと奥底の繊細な感情の交換を永遠に続けたいと思うような、そんな切ないキスだった。

おざなりで薄っぺらな愛を錯覚できるような、ファンタジーを描けるキスではなく。

若干心がエグられ生々しくもあるが、これほどまでに説得力のあるキスを、私は今まで男性にもされた事がない。

彼女に教えることは何もないな、と思った。

 

 

だけど私はやっぱりイヤラシイ女だから、素股の時には

「それだけだとつまらないから、おちんちん手で押さえながら、M字にして上下してみて。

お客さんにちゃんと見せてあげてね。

あー、いいね、割れ目よく見えるね。」

とか

「ただ腰振るだけじゃなくて、身体をフルに使おう。

要は、お客さんの指舐めて乳首さわりながら腰振ってみるとかさ。

あー、いいね、上手。でももうちょっと動きに緩急つけよう。」

とか言い、更にフェラチオの時には

「あなたの体制的に、もっと腰上げてみて。

その方がお客さんからはイヤらしく見えるよ。」

とか

「もうちょっと音出してサウンド多めでね。」

「手コキもっと優しくね。その時身体もっと寄せて足絡ませてね。

逆手握り。次に両手握り。もっと優しく小刻みにね。そしたらもっと大きく動かしてみてね。」

とか具体的にアドバイスしていくわけだけど、これ、全部自分がやってほしいからです・・・

指舐められてるのも私だし。

手繋がれてるのも私。

服を着用しているとはいえ、乳首触られてるのも私。

そしてペニス舐められてるのも私ね・・・

 

でもね、ものすごくリアルで何故か虚しい。

ビックリするほど興奮しなかった。

「何でぺ二バンなんか、付けてるのかな・・・

私、何やってるんだろうね・・・」

って、そればかり。

さっきのキスは何だったんだろう。

 

嬢は未経験ではないから、こちらが言った事はそつなくこなすし。

何を言ってもニコニコ聞きながら、ニュアンスで言った事もすぐに汲んでくれるし本当にやりやすかったんだけれど。

この嬢、何がダメだったかって素股の時に一心不乱に腰を振り、更には喘ぎ出したのがダメだった。

しかも突然に。

本気だった。

 

「ミドリさん、こんな感じで合ってますかぁ?」

なんてニコニコしながら実践していたのが、突如眉間に皺を寄せて動きが早くなるものだから、シュールすぎて実に恐怖だった。

おっぱいが揺れていたのだけが、イヤらしかった。

 

それこそ甘美と引き換えに、終わらない悪夢を見ているようである。

こちらは

「何で私、ペニバンとか付けちゃってるのかな・・・」

なんて虚しさにエグられていやに冷静な時に、何、喘いじゃってんのさ・・・

 

あぁ本当、何やってんだろってね・・・

触ったり舐めたり出来ないのなら、女とか更々興味ないから早く終わってほしい。

 

イきそうな嬢をどかして何とか気まずさを取り繕うわけだけど、あの時どかさないと、本当にいつか入れられちゃうんじゃないかって、それもまた恐怖だった。

それこそ入れられちゃって更に狂い始めちゃったら私、どんな顔で嬢を見上げたら良いのか分からない。

 

現役の時に味わった本番強要の恐怖とは違って、温度差の全く違う狂人を見ていると、貞子なんかよりもやっぱ生身の人間って怖いなぁって。

しかもその狂人が、自分の上にまたがって、更には講習だって言ってるのにこちらの事なんか一切お構いなしに一心不乱に腰を振り続けてるわけだし。

人間の闇を見た気がした。

貞子なんかまだ全然ファンタジーの域を超えてこない。

 

それこそ私は男性が好きだし、穴より断然竿なわけだし。

そして男性とセックスをする際にはやはり私自身の持つ性質として、大いに狂ってしまう時の方が遥かに多いんだけれど、やはり相手と自分の温度差みたいなものをしっかり確認してから事に及ぶべきなんだって、改めて再確認できた。

温度差がうまくかち合うからセックスになるのであって、それが全く違えばただのオナニー狂人街道へまっしぐらである。

私は狂人にはなりたくない。

 

これまで男ってみんな狂ってる女が好きだと信じて疑わなかったけれど、それは風俗だから成り立つのであって、私もプライベートでセックスをする際には十分に気を付けたいと思う収穫であった。

 

それから、やはり結局最終的に男性に支持される風俗嬢っていうのは、テクニックもそうなんだけれど一番は

「エロいかどうか」

「セックスが好きかどうか」

あとこれが一番大事。

「男の喜ぶ顔が大好きかどうか」

に寄るんじゃないかなぁ、と。

どうなんでしょう、男性諸君。 

 

そういう意味で言ったら、この嬢、だいぶ合格点超えてきてるかな、と。