みどみどえっくす

元NO.1風俗嬢がゲスに真面目にエロを語る

美しい思い出に限って、突然に色褪せてしまうから。

一般社会を経験していないので”一般的に”がわかりませんが、私に限って言えば自分の顧客の事ってあまり言いたくないんです。

 

やはり私達風俗嬢が顧客について話をする場合、どうしてもプレイ内容が多数を占めることになってしまうし、お客様からしてもまさにプライバシーの侵害となってしまうので。

 

それってあまり、というか全く面白くはないですよね。 

お客様側から見れば。

非常に気分悪いと思います。

 

私側からすれば、逆に私のプレイについて”噂”をしてもらうのは一向に構わないのです。

 

むしろどんどんしてください、お願いします、と。

宣伝になるしね、我々のような仕事でも、口コミって超重要だったりするので。

 

けどね、色々考えてたんです。

 

私ね、自分のお客様方の事だけは、本当に愛していたんです。

 

それこそ来るものだいぶ拒まずで、現役当時は本気でみんなのアイドルだと思い込んでいたから、自分の顧客だけは絶対に裏切りたくないといった理由で特定の誰かを作った事すらなく。

 

キャバクラでなく、風俗の仕事でもお客様ってよく見てるし結構シビアなんですよね。

 

新しいネックレスを付けてたりすると「あれ、それカップルでつけるやつだよね?彼氏に買ってもらったの?ショックだなぁ」とかね。(見栄はってただけです)

 

けどね、せっかくブログやっているんだから忘れてしまわないうちに思い出として、小生、僭越ながら(二重人格?)、愛するお客様方をこの記事に残していこうという次第でございます。

 

まぁ要するに、晒すっていうことですね。

 

お客様のおかげでおまんま食えてきたのにここに来て晒すとか、一体全体何事なの?って感じでしょうが、すみません。

ネタも、ついでに言うと尻の穴も、切れっ切れなもので・・・(クズ)

 

まぁ、前置きであまり長くなってもあれなので、行きましょう。

私の愛して止まなかった痛客達を、とくとご覧あれでございます。

 

 

 

蘇った蜷川幸雄

 

唯一フリーで、自分の顧客でないにも関わらず、記憶と心に残ったお客様。

出会いは風俗嬢になりたての頃、空き時間にポッと入ったフリーでの予約。

フリーで最短コースだったので一番稼げない客ではあるが、背に腹はかえられぬし選べる立場でもなかったので。

部屋に入って早々、自作の台本を一本渡される。

これに沿って60分間プレイをしろと言う。

性癖なんて千差万別が当たり前だし、それに応えるのが私どもの使命ですので。

ハイ喜んで!と台本を受け取るが、ざっと見ただけでもキャンパスノートにびっしり約30ページ越え。

案の定、「覚えるの遅すぎ!さっさと覚えてプレイに入んないと、時間なくなるよ?!60分しかないんだからさぁ!」とキレられる。

こんな量のセリフ60分じゃ暗記できないよ・・・とへこたれる隙も与えてもらえない。

終いには毎度「ほら、時間終わっちゃったじゃん!ちんぽしゃぶる時間すらないとか、お前才能なさすぎ!風俗やめれば!」とキレながら帰って行く。

まさに蜷川幸雄に「へたくそ!やめろ!」と叱られる舞台俳優の気分である。

フリー故に他の嬢に当たる事も数多かったが、かつて誰もそいつのおちんぽを見た事が無いと言う。

故に本当におちんぽがあったのかどうかすら、誰も知らない。

さっさと黙っておちんぽしゃぶらせてくれないお客ほど、面倒なお客はいない。

私は以後、こいつに当たりたくないが為にリピーターを増やしまくるという逸話を残し、辞めた今でも新人達に語り継がれているという。

未だ店長は、あいつに付けばみんながNO.1になれると思い込んでいるらしい。

まさに舞台演出家の”しごき”の結果といった感じである。

 

 

 

ベランダオナニーのメルヘン鈴木

 

このお客の事は、以前にも記事で小話として出したかもしれない。

このお客は、いえば蘇った蜷川幸雄の実践編で、深い葛藤を抱えながらもやっと才能を開花させることができた俳優の気分を味わった。

そしてこのお客もシナリオありきである。

そのシナリオとは、私にベランダに出てもらって「助けてー!お願い、開けてー!」と助けを乞いてほしいというもの。

それを見てオナニーをするのが、オリジナルのマイ・ベスト・オナニーだと言う。

結果一年半以上の付き合いになったが、プレイ内容は最後まで変わる事がなかった。

よってお互いくちづけを交わした事も無ければ、触れ合った事すらない。

寂しかった・・・私じゃなくても、いいじゃんか。

尚スッポンポンでベランダに出ていても外から見えないホテルは限られていた為、いつも同じホテルのだいたい同じ部屋だった。

よって、ホテル名と苗字を合わせ「メルヘン鈴木(仮名)」と呼ばれ、後世(私の可愛い後輩達)に名を残す存在となった事は言うまでもない。

 

 

 

ママが行方不明になった坊や

 

数少ない、年下のお客様の中の一人。

このお客にもシナリオがあって、自分は幼少期に母親に捨てられ、義理の母(私)に育てられているという。

そして成人になった暁に、育ての母(私)に立派になった自分の全てを見てもらうべく、裸になった途端に間違いが起きたという。

まぁ、よくある近親相姦のチープ版ですね。

シナリオも雑だしさ。

よくAVの見過ぎとかいうセリフがありますけれど、こいつの場合はAVの見なさすぎ。

もっとちゃんと勉強してこい。

プレイ内容についてはよくある近親相姦モノと似たり寄ったりなのであえて省きますが、毎回イク時に言うキメ台詞は「あぁママぁぁ・・・ぼくのっっ、おぉちんちぃんもぉ、こぉんなに大きくなりましたああああぁぁぁぁああんっっ・・・っっ・・・・!!!!!」といったものである。

・・・えっと、成人式の二次会の裏タイトルか何かですか?

毎回言ってる事がちょっと変で、「女の人ってさ、大変だよね。赤ちゃん産んだらさ、赤ちゃんにおっぱい吸われてさ、そりゃ気持ちよくなっちゃうでしょ?」とか言う。

バカヤロウ、知らねーわ、帰って自分のカーチャンに聞きな。

 

 

 

というわけで、あまり長くなってしまってもあれなので、今回はこの辺で・・・

 

しかし本当、性欲の強い人って想像力豊かですよね。

今回はシナリオ重視の方に限って書かせてもらいましたけど、性癖って色々あるんだなぁって本当に勉強になりました。

 

「何故そんなところに性的興奮を覚えるの・・・」っていう方もいてね、毎度毎度の出会いが本当にエキサイティングでクレイジーなひとときでした。

 

それこそジェットコースターのように、刺激的な日々を過ごさせてもらっていたな、と。

 

一通り経験してきたつもりではいましたけど、自分もまだまだだなぁって都度思いましたね。

 

人の性癖や嗜好っていうのはブラックホールみたいなもので、欲のパワーも相まって本当に底知れない何かがありますね。

だからこそ面白いし、色んな意味で一寸先は闇とかいうアレです。

 

うっかりしていると、こちらまでどんどん深みというか沼に引きずり込まれますからね。

私のスカトロ好きも、ある種そんな感じです。

 

本当にありがとうございました。