みどみどえっくす

元NO.1風俗嬢がゲスに真面目にエロを語る

忘れられない昔の恋。熱くたぎる未練の行く末。

ものすっごく可愛くて、チャーミングで、それでいて美人で、スタイルも良く、異性からもモテまくり、料理上手、床上手、高学歴、故にレベルの高いジョークにもそつなく対応し、フェラチオはまさに快感の連鎖とも言える豊富なバリエーション、名器、それでいて笑顔はまるで聖母マリアのよう、おまけに性格までいいっていう神々しい女を見ると、至って腹が立ちますね。

同族嫌悪ってやつです。

 

どなたかウィットに富んだツッコミ、お待ちしておりますね。

どうかお手柔らかに。

 

 

 

昨昼、地元の駅前を歩いていたらかなり雑にナンパされて。

 

「お姉さん、身長何センチですか?」

と。

 

・・・は?

 

すぐ後に

「今一人なんですか?良かったら少しお話できませんか?」

とも。

 

何だかつまらねーナンパの仕方だなぁ、心なしか声も震えてるしさ。

 

ナンパじゃなくて例えセールスでも、絶対に相手にしない。

こんな奴は、大体売れないセールスマンに決まっているし、極めて時間の無駄。

 

私は回りくどいのが大嫌いで、更に変態だから、自分の欲求を惜しげもなく前面に出す人間が好きなんだ。

 

だからまだ、

「今月のノルマ、ピンチです。買ってください。」

とか

「一目見て、あなたと一発セックスがしたいなと思いました。」

とでも言われた方が、

「OK、ブラザー!どんどん行こうぜ」

みたいな感じで、気持ちよく笑顔で向き合える。

 

いつもは聞こえないフリなんかして、何なら視界にも入っておりませんみたいな顔をして通り過ぎるのがセオリーなんですけれども。

 

でも、頭より先に何故か身体が反応してしまい、自分の意思とは別のところで急に足が止まってしまう。

 

いや、違う。

本当の事を言えば、私はその声を聞いただけで自分の意思とは関係なしに、何故だか下半身が熱く反応してしまっていた。

ダメだと分かっているのに濡れちゃうとか、もはやそういう次元の話ではない。

子宮が覚えているというよりも、本能が覚えている。

 

妙にどこかで聞き覚えのある声。

いや、どこかでっていうより、私この人、知ってる。

 

そう思って顔を見たら、なんと数年前に別れた元カレだった。

 

立ち止まり目を合わせた途端、何ともバツの悪そうな顔。

そりゃ、そうでしょ。

 

「ごめん、パッと見タイプだったんで、つい。」

 

魔が差した痴漢でも、もっとうまく言い訳できると思う。

 

そんな稚拙な言い訳と、あの頃と何ら変わりない口下手な彼に、苛立つ。

そしてやっぱり今のは何も無かった、何も言われなかったし何も聞かなかった、何も見なかった事にしようと、辛うじて三猿を引き連れ歩み出すも、一歩目を地に着ける前に腕を掴まれた。

 

敏捷性のテストか何かかと思った。

あの、落ちてくる棒を掴む、あれ。

 

「ひ、久しぶりだよね。何年ぶりかな。あはは・・・」

「あれ、人違いじゃないよね・・・」

 

震えた声が、いよいよ渇き始める。

 

何故そうまでして、一人で喋り続けていられるのか。

思えば、私はここまでで目を合わせただけで、一言も言葉を発してはいない。

 

しかし、だいぶ強めに掴まれた腕を通し、何故だか腕よりも胸の方が少し痛む。

 

思えばこの元カレにこっぴどくフラれた事がきっかけで、風俗嬢になったのだ。

 

別に、グレて、とかではない。

ヤケクソになった、とかでもない。

 

セックスの楽しさを、知ってしまったからだ。

あぁ、単純。

 

私の、最初の彼氏だったし、最後の彼氏だった。

”恋愛”という意味においては、私はその人しか知らない。

 

もうとっくに忘れたはずだったんだけど、ふと、あの当時の別れ際、伝えきれなかった思いが熱く全身を駆け巡る。

 

それは

「別れたくない」

でも

「二番目でもいいから、一緒にいたい」

でもなく

 

 

「んじゃ、最後にセックスだけ、してくんない?」

 

 

 

極めてクズである。

自分でもよくわかっているつもりだった。

 

「こいつ絶対身体目当てだ」と思われたから、雑に捨てられたんだろう。

 

 

どうしてあの時「最後にセックスしたい」と言わなかったのか。

 

言わなかったのではなく、言えなかったのだ。

電話で一方的に別れを告げられただけだったから。

 

 

私はその当時、ちょうど駅前のカフェにいた。

 

学校帰り友人と談笑していたし出先だったものだから、急に電話で別れを告げられたところで、例え席を外したとしても

「ちょっと待って。これだけは聞いて。

もう会えないって事は分かった。あなたが別れるっていうなら、それでもかまわない。

でも最後に、セックスだけしてほしい。」

とは、いくら何でも言えなかったのだ。

 

そんな事を瞬時に思い出し、あの時の悶々とした記憶が下半身の熱と共に鮮明に呼び起こされた。

何ならもう濡れている。

 

何百人ものお客を相手にしてきた私でも、君のおちんぽだけは忘れた事がなかったよ。

そして幸か不幸か、私は初体験にしていかにも”ドンピシャ”なおちんぽを手に入れていたのだった。

 

そして、私が開口一番彼に言った言葉は

 

「あのさ、今何してる?

あぁ・・・あの、仕事とか近況とかじゃなくて、今、暇?今日、休みとか?

暇ならホテル行こうよ。」

 

であった。

まったく身も蓋も無い。

 

ついさっき彼に

”魔が差した痴漢でも、もっとうまく言い訳できるだろう”

と言ったばかりだったが、それは取り消す。

そして

”いくら何でも、元風俗嬢がベッドに誘うには、手荒すぎる誘いだったな”

と、反省した。

 

確かに欲を前面に出す人間が好きとは言ったが、自分がこれじゃあムードもへったくれもない。

あれだけ実践してきたのに。

気持ちが先走りすぎたのだった。

 

散々人の事を

”やれ、童貞は面倒だから嫌だ”とか

”フルボッキできない男に用はない”

みたいな事を言ってきたくせに、私も"ただの女"に戻れば、手荒でぶっきらぼうな、淫乱の風上にも置けない無様な女だ。

 

しかし戸惑いながらも、彼から返ってきた言葉はこうだった。

 

「え、うんと・・・随分と急だね。

う~んと、そっか・・・まぁ、いいよ。」

 

なんと、まぁ。

 

出会って5分もたっていないとは思えないほどのフットワークの軽さに、

「イッエーイ!本来、野蛮なセックスはこうでなくちゃ!」

と、久しぶりに心が躍った。

 

私はいつかのSUSURU.TVに向け、

「どうだ、君は出会って5分ですするだけだったが(しかもラーメン!)私は今から、なんと出会って5分でしゃぶっちゃうんだぜ(何とこちらはおちんぽ!)」

とかいう、他人から見れば極めてどうでもいい、意味の分からない優越感を抱いた。

(参考元:紗倉まな 出会って4秒で合体(アダルト))

 


紗倉まなさんとメニューは塩ラーメンだけのお店ですする 目黒ONLY ONE NOODLE 壱富士【まなてぃー飯テロ】SUSURU TV.第583回

 

そして私は、

「いつかは心と心が通い合うような、そんな純粋なセックスがしてみたい。」

とか言う割に、やっぱり

”そこにおちんぽがあるんだから、しゃぶって何が悪い”

と思ってしまうくらいには、性悪淫乱女なのだった。

 

 

さあ、行こう。

もう、ホテルしか見えない。

 

幸いここは駅前で、一つ路地に入れば何軒かラブホテルがある。

 

真昼間だとか、もしかしたらホテルに入るところ、友達に見られちゃう?とか、そんな事全然関係ない。

OK、ブラザー。どんどん行こうぜ。

 

 

ホテルに入り、言葉も交わさずすぐに風呂にお湯を溜める。

 

「風呂溜める前に、まずムードとしては、キスとかじゃない?

随分と焦ってホテルに誘って来たと思ったけど、そういう所は冷静なんだ。」

 

当初の震えた声から大きく変わり、急に艶っぽく甘えたその声に、はっとした。

 

冷静ではない。

これは、職業病だ。

そうだ、彼は私が風俗嬢だった事を知らないのだ。

 

多分、地球でも何でもいいから、何かがひっくり返って私が子供を産む時が来るとしたら、その子供のDNAにも組み込まれてしまうくらいに

”ホテルに入ったらまずは風呂”

っていうのは、私の本能に刷り込まれてしまっていたようだった。

 

私は単純で、かと思えばいちいちドラマティックな女だから、こういう事ですぐに

「あぁ、自分はもう普通の女の子には戻れないのだ・・・」

と深い感傷に浸ってしまう。ふりをするのが、このごろの私的お遊びであった。

 

別に戻ろうとなんてした試しがないのに。

 

女は生まれながらにして淫乱・・・失敬、生まれながらにして女優であるのだ。

 

淫乱で、結構ですよ。

実際今だって

「そこにおまんことおちんぽがあるから悪いのだ」

とか訳の分からない事をほざきながら、ホテルへ来たんだし。

 

こういう所がサイコパスなんだよな、と思いながら気を取り直し、

さも「今すぐにあなたが欲しいです」

といった儚げな表情を作り出す。

 

私は、淫乱の風上にも置けない無様な女ではない。

生まれながらにして女優の、高貴な淫乱だ。

 

そして

「あぁ・・・ごめんね。でも、早くシャワー浴びちゃって、ベッド行きたいなって・・・」

と言って振り返り、ベッドに腰掛ける彼の方に視線を向けると、結婚指輪が目に入った。

 

 

あぁ、遂にやっちまった・・・

 

正直それ以外、言葉が見つからない。

 

思えば私の人生とは、レールを外れて、ハミ出し者として歩む人生。

そして私は今、今度は道徳に反し、レールどころか更には人の道を外れようとしている。

社会の窓を開けると、その向こうにはおちん・・・失敬、死刑が待っている。(ダジャレじゃないよ!)

 

まさか自分がこのような立場になるとは、考えた事もなかった。

 

そして私は、手っ取り早く私欲を満たそうとすると、どうにもバチが当たる性質らしい。

 

呆然としていると

「あぁ、これ。去年、結婚したばっかなんだよね。

君だって昔と変わらずいい女だから、彼氏くらいいるんでしょ?」

と、さも当然のように笑った。

やっぱり、変わってないんだな。

 

 

正直、人のモンなんてゴメンだ。

それを”背徳感”とかなんとか言って、食後のデザートのように、さも当然といった顔をして楽しむ人間を私は遠慮なく”ゴミクズ”と呼び、この上なく軽蔑している。(いつだったかな、卑猥な妄想を繰り返す私の事です)

 

www.midomidox.com

 

あぁ、白けたなぁ。

最初に言えよな。

でも、もうおまんこ濡れてきちゃってるし。

 

ちなみに、こんなにぐちゃぐちゃなのは今現在、私のおまんこと相撲協会くらいなものだろう。

でももう、肝心な貴乃花はいない。

もし仮に、ベッドに突き倒し!とかされて、更にはその身体を押し倒し!とかされても、不浄負けはあるかもしれないが、私のおまんこは次第に渇いていくことだろう。

故に肝心なおちんぽも、残念だがどうやら入らないらしい。

 

アタシのマン汁返せ!と言いたくもなる結末。

さてこの感情、どうやって回収しよう。

 

 

答えは至って、シンプル。

 

「人のモノとか、正直ちょっと・・・」

 

 

やっぱりこれに尽きる。

(それしか言えないよ・・・あぁ気まずい!)

 

 

やはり今回も、私の思う綺麗な思い出には変えられなかった。

 

そして結局私は、風俗嬢であった事を彼に言えずに終わった。

それは私の”お断り”が、綺麗事に聞こえてしまう気がしたからだ。

散々人様のおちんぽを咥え続けてきた売女が言う言葉ではないのは、重々承知だ。

ここに来ても尚、私はズルい女だった。

 

そんなんでも、いまだあの当時を思い出しては
「ヤル事やったら挙句の果てに捨てやがって・・・」
って思うものだから、サイコパスって怖いものです。

(早くおちんぽ忘れろよ・・・)

 

もしかしたら私が再びレンタル彼氏という名の傷心旅行に出る日も、そう遠くはないのかもしれない。(クズ)