みどみどえっくす

元NO.1風俗嬢がゲスに真面目にエロを語る

元売女、アルバイト始めましたが淫乱につき、最早クビになりました。

今回の記事は、性欲のタガが外れた元売女が、世に放たれるとこういう事になるという良い事例だと思う。

きっと私はブログを始めたばかりの頃ならば、情けなくて恥ずかしすぎて、こういう記事は書かなかったのだろうと思う。

けど最近になってやっと潔く散りきる覚悟と、醜態を晒しながら生きていく覚悟を決めたのでここに記す。

だいぶ長くはなるが、是非お付き合いいただきたい。

 

ここ最近、ブログの更新率がめっきり低くなった。

約二か月間の無職期間を経て10月に入ってからアルバイトを始めたし、割とブラックなので、いかんせん時間と性欲が追いつかない。

 

追われる時間と共に、浮かんでは消え(忘れ)、消えては(忘れては)浮かんでを繰り返すネタの空中浮遊ショー。

まさに濡れては乾き、また濡れては乾きを繰り返す、くだらない義務感に苛まれ、つまらないオナニーに没頭するいつかの私のよう。

 

でもこういうのは、唾つけたところで甦らないから。

いや、間違えた。そもそもが間違えている。

そもそもが、いつも唾じゃなくてローションだから。

唾とか貧乏臭いオナニーはしない、ハイグレードなオナニーだから。

 

一昨日、ミニトマトが高くて買えなかった(298円!)。

そう、私はケチである。

しかし、ことオナニーに関してはケチらない。

ディルド6,800円(高っ!)にローション1,280円。

ちなみに愛用ディルドは芯が硬く、リアルな質感と表皮の伸び率。

ヒートテック機能搭載で人肌のような温かさ。(これ重要!)

パワーとトルクが実に優秀でしかもUSB充電可。

パソコンにつながれたチンコはまさに狂気の沙汰。

リモコン付きで最高にオススメである。

しかし、ローション塗りたくったところで、ネタは浮かんではこないから。

 

そう、今は毎日が必死なのであります。

 

私のアルバイトとは、某デリヘル店のドライバー兼受付である。(あった。)

待機所からホテルへ、又はお客様のご自宅へ嬢を乗せ送り届けるのが、使命。

 

そしてお客様からの予約を承り、または

「コスプレ、セーラー服で。」

とか

「オプション、バイブで。」

とかいうのを、限りなく真顔で

「承知いたしました。(間違えたらぶっ殺されそう。)」

とか言い、

「一番濡れやすくて喘ぎ声が大きい子、誰ですか?」

とかいう質問にも

「よお、おっさん。気持ちはわかるぜ?

男っていうのはビジュアルとサウンドが織りなす絶妙なハーモニーで、エッチなボルテージが股間と共にギュンギュン上がるのであろう。

だがしかし。それはお前のテクニック次第だぜ・・・ククク」

などと言った気持ちは極力抑え、真顔で嬢に

「ここっ、このなかでっ、いっ、一番濡れやすくて、あっあっ喘ぎ声がおお大きな子、誰ですかぁああぁ(白目)」

と聞きに行く。

 

私が素人男性ならば完全にタイーホだ。

事案である。

そしてこの場合、完全に挙手性なので誰からの挙手も得られない場合、

「ミドリさんが行けばいいじゃん(ニッコリ)」

とかいう理不尽な流れ弾が飛んでくるので、古来よりちびっこ界隈に絶大な人気を誇る「神様の言う通り」で決定だ。

確か関東圏では昔から、てっぽう撃ってバンバンバン、あなたのアソコもズキュンズキュンズキュン!が主流のあれである。

もしくは、てっぽう撃ってバンバンバン、あなたの精子もドピュッドピュッドピュッ!とかでも良い。

どうか

「この腐れ売女は一体何を言っているのだろうか」

という顔でこちらを見ないでほしい。

そう、お客様からの要望も寸分の狂いなく承るのが、使命だ。

 

私は前職がデリヘル嬢だったから、退職した当時の店にそのまま出戻った。

 

将来的に自分で店を出せたら楽しいなぁなんていうのが夢だし、店長もそれを応援してくれていて色々とご教授くださる。

更に

「いつでも戻ってきてくれたら、色々教えてあげるよ!」

と言ってくださったから。

自分は本当に人に恵まれているな、と昔から思う。

ただの糞食らいのくせに。

 

ただひとつ不満なのが、ドライバーは早速クビになったので、今は受付が主な仕事である。

まったくつまらない。

一日中デスクと一体化し、顔を見たこともない、何なら今初めて言葉を交わしたおっさんの性癖など、電話口で延々と聞きたくはない。

まったく不毛な時を過ごす。

どうせ自分は指を咥えるだけしか出来ないのだから、そんな事を聞いたって今更長い愚にもつかない淫話である。

 

だから

「俺は、お尻の穴を舐められるのが好きなんです。

でもただ舐めてくれるのじゃなくて、何かこう・・・トルネードみたいに出来る子、いますか・・・?」

とか早速言われても実に困る。

 

何だよトルネードって・・・。

舌ベロケツ穴に入れてグリングリンやれってか。

だったら遠回しに言わないでハッキリそう言え。

まったく、風俗に来るような客は頭が悪すぎる。(オマエモナ!)

 

しかし注文を間違えてはこちらの選手生命も危ういので

「トルネードとはお客様、アナルに舌ベロを挿入し、舌全体の舌筋運動によりお客様を恍惚の世界へと誘う禁断の、アレ、でしょうか?」(実際の証言より。頭おかしいのかな?隣で店長が「こいつヤベェ(笑)」と笑っていたよ。)

と真顔で、念の為聞く。

「そうです・・・それです・・・(照)」

 

照れてんじゃねぇ。ムッツリが。

最早もうここからプレイは始まってんだ。

私に淫語を言わせた時点で金払え。

実に嫌いなタイプである。気に入らない。 

しかしこのアナリスト、見捨てるわけにはいかんめぇ。

 

アナル舐めは通常プレイだが、トルネード攻法は嬢によるので、待機室に確認を取りに行く。

私はこの時はまだクビにはなっていなかったから、他にドライバーも不在だったし自分がドライバーとして、渋々挙手したちょっと頭のおかしな嬢を車に乗せた。

 

車中、嬢が不満を言う。

「アナル舐めはいいけどさぁ、ちゃんと洗っててもたまに具?カス?みたいなの付く人いるからヤダァ。

本当苦手なんだよね・・・汚いし。

まぁ今月金無いからやるけど。」

まず、お前の頭がカスであろう。

風俗嬢辞めて今すぐ実家へ帰れ。

まぁ、しかし気持ちは分からなくもない。

初めて、しかもつい今しがた会ったばかりのオトコのアナルを舐めるという行為は、ありえないほど高額なサービス料をいただいている風俗業でも、究極のサービスとも言えよう。

嬢は続ける。

「何かさ、思うけどさ、初対面なのに要望多い客って図々しくて嫌いなんだよね。

あと、頭押さえつけてキスして来る客も、正直しんどい。」

この嬢、相当病んでいる。

話を聞いている私も、正直しんどい。

更に嬢は続ける。

「ミドリさんさぁ、すごいよね。

NO.1だったんだもんねぇ。

本番とかやってたの?やんないでNO.1だったの?」

この嬢、頭が腐りきっていてオブラートが無さすぎる。

脳が大きな振れ幅で、しかも途切れず確実な速度で揺れているから質問にいちいちビブラートがありすぎる。

悪魔のビブラートである。

 

そんなわけで現地まであと5分といったところだった。

以前、私が現役だった頃の話をしながら思えば遠方にやってきた。

 

今回は遠方で、しかも最短コースの為に帰る時間と費用が憚られ、私は一時間ほどホテルの駐車場でエロ動画などを見ながら指を咥えてひたすら待機である。

 

 

ほう、指を咥えて・・・

指を咥えて・・・?

 

 

行き詰っていた車内に、一閃の光が差し込む。

私の下半身が、自分の意思に反して熱くたぎる。

次の瞬間、心に火がつき自分の脳味噌の処理速度なんかより全然早く、私はこう言っていた。

 

「ねぇねぇ、カエデちゃん(頭のおかしな嬢の名である)、今日疲れてる?」

嬢は「うん・・・まぁね。てかいつも。」

砂を噛むように答える。

 

まったく愚痴はギャーギャーと煩いくらいに騒ぐくせに、自分に興味のない話に関しては家畜のようにおとなしい。

もちろん誉め言葉ではない。

どんな言葉を交わしたところでこの時間、言葉の抑揚とは無関係に、「退屈」といった文字が全てをなぞりだらしなく滴下してゆく。

 

しかし関係ない。私は食い気味に続ける。

「今日さ、ホテル着いたら、車で待っててくれない?

私、行って来るわ。

もちろんお金も全額渡すし、カエデちゃん、損しないでしょ?

お店に内緒で。お願い。

 

淫乱な女は何故これほどまでに罪なのか。

これは私の本能が突然言い出した事だ。

色々と考えていたら、私の性欲もいよいよトルネードでギュンギュンにあがりまくっている。

「やれやれ、お盛んですこと・・・」

心の中で自分を嘲笑うが、そんな事より早くケツの穴が舐めたくて仕方がない。

自分に罪悪感を抱くとか自己嫌悪とか、淫乱、そんなのとっくに慣れっこだ。

むしろそれが無きゃ選ばれし淫乱にはなれるまい。

自分(の性欲)に嘘はつけない。

 

嬢は悪い顔で笑う。

「えっ、でもミドリさん、それじゃあ得しないよね?

私、休んでてお金もらって、私ばっかりいい思いしてない?

本当大丈夫なのかな?バレたらヤバイね!(笑)」

ニヤニヤするんじゃねぇ。

「うふふ。その代わり、お店には絶対に内緒だからね!」

 

そして私は颯爽とホテルへ乗り込む。

心が躍りすぎてヤバイ。

今にも狂い出しそうである。

こと今回に限って言えば、相手が彼女持ちであろうと妻子持ちであろうと、完全に合法すぎる。

圧倒的私勝利の事実が目の前に横たわり、悪魔の笑みで私を誘う。

罪な女であろう自分の事が、可愛すぎて仕方がない。

むしろ「罪な女である自分」に対して感謝さえした。

 

アリバイ工作の為、お客にコースを決めてもらい、私はカエデに電話する。

それからカエデはお店にコース時間を伝えるといった流れだ。

念のため、カエデからコース料金がLINEで届く。

 

そこまで細部にこだわってまで、セックスがしたいのか。

改めて自分にドン引く。

 

しかしその晩、私は乱れに乱れ、狂いまくった。

圧倒的に何も得るものがない不埒な関係は、まさに蜜の味。

実にごちそうさまであった。

 

そして一週間後、なんと同じお客からリピートの予約があったのである。

しかしあろうことか、私はあのお客に別れ際

「また呼ぶね!近いうち!待っててね〜!」

と言われた事を完全に忘れていた。

不覚だった。

そういう展開があるということを、すっかり忘れていた。

 

カエデは勿論お客の顔を知らないし、違うドライバーと出掛けて行ったから、私は一部始終を知らない。

だがお客から「全然違う女を寄越された!」とクレームが入ったし、あろうことかカエデが白状し、更には他言してしまったのだ。

まったく風俗の女っていうのは頭が悪すぎる。

頭が悪すぎてついていけない。

おまけに情のカケラもない。

(先生ー!この女、自分も風俗出身で頭悪いくせに、自分のこと棚に上げてしかも人のせいにしてるぅー!)

 

店長はお金はちゃんともらってきているからと笑って許してくれたが、店ごとクビにならなくて本当に良かった。

そう、この件で私はドライバーはクビになった。

しかし受付としては未だ健在である。

タイトルで煽ってごめんなさい。

 

もう自分の性欲のために誰の事も裏切らないと、自分の性器に誓う。

実に浅はかであった。

 

店長は私に言った。

「ミドリちゃん、すぐエッチな事したくなっちゃうから、経営とか向いていないかもね。」

さもありなん。

とある年代的な言葉で言わせてもらえば

「マジそれな。」

である。